★ 星ひとつ


女黑俠威震地獄門 

(1967-香港:B&W-89m.)

導演:羅熾

出演:雪妮,曾江,羅愛嫦,關海山,馮毅, 沈殿霞,

配信で通りがかりに、おっ、という感じで見つけました。

60年台の香港映画の女なになにもの、って妙に愛着が有るんですね。

まぁ、ちょっと覗いてみようか、くらいだったんですが、クレジットで劉家良が武術指導と端役出演までやってるようだし、沈殿霞(リンダ・サン)の名前も出てきたし、と観る。

いやか、冒頭から緩くてのろくて全くもって面白く無し。ただただ当時の香港の街並みに見とれるくらいか。沈殿霞が格闘するシーンなんて珍しいですが(しかも看護婦)。

彼女も曾江も若い!当然ですが。悪役として登場のこの人も後々ずっと見かけるし

二つ目のこの後ろの人なんて名前も知りませんが、いつも香港映画に出てくるお爺さんですよね。

關海山ってなんでこんなに親しみのある顔なんだろうと思ったら、何十回と観ている『家有囍事 』のお爺さん役だったんですね!数日前にも観たばっかりです。私はこの作品は陳淑蘭の出てるとこを繰り返して観るのでお掃除の場面で必然的にお爺さんお婆さんを観ていたのです。

やっぱり昔の香港映画は知ってる顔と出会う面白さが有ります。

ただ、作品としては全然面白くないです。


超意神探 

超意神探

(2024-中国)

导演:黄明升

主演: 张家辉, 张艺上、 谭耀文、周勵淇

ニックのミステリーもの、という事で、観なければ、と。

しかし、なんでしょう、この今風の。CGの嵐。AI映画。ニック出てても冴えない中年でしかない。あとはただひたすら飛躍するCG画面。付け足し付け足しでストーリーが意味なく展開し追いついていけない。

終わってみればつまんねー映画だな、と思ったら、終わらずに続篇へ続く、かい。

次出来る頃には誰も覚えてないってこんな作品。影帝の出るような作品じゃないね。

ガリレオ 沈黙のパレード

(2022-東宝:C-130m.)

監督:西谷弘

原作:東野圭吾

脚本:福田靖

出演:福山雅治,柴咲コウ,北村一輝,吉田羊


ほんとうに久しぶりに劇場用作品。前二作が優れていたので期待も高まるが.....凡作。それ以下か。作り手にセンスがない。冒頭ののど自慢シーンから寒気のするような作り手だけの自己陶酔の世界。ああ、こりゃダメだ。だいたいここではタフさが売り物の刑事の北村一輝が、いきなり床に吐く、ってのはなんか違うでしょうし。お話の運びも凡庸だし、何より、たまたまその居酒屋の常連客だった、って主人公の登場にもう無理がある。しかも今回の事件、物理学者である必要まるでなし、の活躍ぶり。この作品のミソである変人ぶりも少なく、なんでこのシリーズでこの登場人物やってるんだろう。が、やっぱりこの三人が揃うのはうれしい。が、柴咲コウがおばあさんみたいに見えるショットも幾つか有り。このコが初めて世に出て『アクションカメラ』の表紙になった時、世の中にこんな美女がいるのか、とただただ表紙のために買ったもの。あれから何年たったんだろう。御贔屓の吉田羊も大した活躍は無く。演出のクサさとだらだら見せ場の無い脚本のせいでこうなったのか。原作はどうだったんでしょう。アレ?きっと読んでるよね。そのくせまったく覚えてない。ノリノリ風、で盛り上げようと安物に仕上がった凡作。シリーズの次の作品危うし。作られるかな?


ダブル・エネミー ロンドン崩壊の日

The Complex: Lockdown

(2021-GB:C-80m.)

製作総指揮 ジム・リーブ ロバート・ハルミ

監督 ポール・ラシッド

脚本 リン・レニー・マックシー

撮影 マティアス・ピルズ

音楽 ダン・ティーチャー

出演 ミッチェル・マイレット,アル・ウィーバー,キム・アディス,ケイト・デッキー,レイチェル・ペトラドワラ,オコリー・チュークー

冒頭からあまりのくだらなさに投げ出しそうだったが、まぁ、真面目に作ってる感じが無きにもあらず、だったので続けることに。出演者すべてが冗談だろう、ってくらいにヘタで。ホームムービーだったのか?適当に作られて適当に演じられる安っぽいTVシリーズにも及んでない。やっぱりまじめには作ってなかったみたい。


LOVE & SAUCERS

(2017-US:C-65m.)

Director: Brad Abrahams

Stars: David Huggins

こんなドキュメンタリーがブルーレイに!なってるのを知ると黙ってはおられません。もちろん輸入ブルーレイだけですが。

少年時代に異星人に誘拐されてしかも童貞を奪われてしまった、その後も数百回拉致され続けの生涯、と主張し続けて72歳、の主人公デヴィッド・ハギンズ。その筋では有名な人だと思われますが、ただ、タブロイド紙で騒ぐわけではなくて自らの体験を生涯かけて地道に絵画にして残しているのでした。また、その絵がいちいち良いんですよねぇ。これがあるからこの人は他の誘拐されました人々とは一味違うんですよねぇ。

本人は週一で食品店でアルバイトをしてつつましく一人で生活をしている。ほんとにつつましくてまじめでおとなしくて、って感じの72歳なんです。UFO屋にありがちなハッタリ感皆無。

ただ、西洋人の72歳ってほんと超・老人なんですねぇ。逆にアジア人男性は年寄りでも年齢が判りにくい、と言われます。アジア人の中でも日本の男は特別だ、と中国の女性は言います。皮膚のつやつや感が中国人たちとは一味違うそうです。日々口にしてるものに毒素が無いからだろう、と言ってます。

私がこの人を一発で気に入ったのは、コレクションしている部屋いっぱいのVHSのSF映画を見た時です。この並び方は1000本レベルですね。処分する前の私のVHS棚みたいで嬉しくなってきます。この映画はここが好きです、と紹介する地味な白黒のSF映画の選択が好感。保存するのがDVDでなくてVHSなのは、巻き戻したりするそのテープとの対話感だそうです。納得します。

こういう人の家族は、人生は、と興味は尽きないのですが、最後にさらりと見せるだけで、作り手はそういうとこはお構いしない、というスタンスなのもまた良し、です。

まぁ、ドキュメンタリーとしては作り手に悪意が無いし悪意の無い人物が朴訥に描かれてて好感は持てるのですが、やっぱりそれなりです。

この人の画集とか出てるようなのですが、私も買いたいです。